【資産形成初心者向け】30代～40代が資産形成を始めるべき理由

30代・40代は一大イベントが多い

30代・40代ともなると、結婚・出産・家の購入・子供の入学など様々なライフイベントが発生します。その都度大きな費用がかかり、これまでの貯蓄だけではどうしても厳しい状況になってしまうこともあるでしょう。

20代までの収入では、生計を立てるのに精一杯でなかなか投資にまで手が回らないかもしれません。30代・40代と年を重ねるごとにある程度貯蓄も増えて、資産形成にお金を回せる余裕が出てくるはずです。

将来のライフイベントのことを考えれば、特に30代は資産形成を始めるのにちょうどよいタイミングといえます。

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貯金だけだと資産は増えない

銀行の定期預金の金利は、昔は5％以上であることも当たり前でした。しかし、現在は超低金利の時代であり、定期預金だけで資産を大きく増やすことはできません。

貯金というのは、いざというときや日々の生活を守るために行うものであり、基本的にはあまり動くことのない財産です。

あまり動かない財産、使うことのない財産であれば、それを資産形成に回すことで効果的に資産を増やしていくことも可能となります。ただ貯めるだけでは資産は増えないということを理解しておきましょう。

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年金だけでは安心とはいえない

2000年（平成12年）の法律改正において、年金の支給開始年齢が60歳から65歳まで引き上げられました。支給開始年齢の引き上げがこれで終わるという保証はなく、現在30代・40代の方の年金支給開始年齢が再度引き上げられる可能性は十分にあります。

また、受け取れる年金の額が増額されるという保証もありません。
年金だけでは赤字生活になってしまう可能性もあります。老後にしっかりと地に足の付いた生活基盤を確保するためにも、資産形成を今から始めておくことが推奨されます。

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資産形成の目的を明確にする

最初に明確にすべき点は「何のために資産形成をするのか」ということです。目的によって、資産形成のプランも大きく変化します。資産形成の目的として、以下の例を見てみましょう。

• マイホーム購入のため、10年後までに1,000万円の資産を築きたい
• 子供の教育費用のため、15年後までに800万円の資産を築きたい
• 老後の生活に備えて、20年後までに1,500万円を築きたい

目的によって、目指す金額も達成したい年数も異なります。資産形成は、目的と達成時期に合わせたプランニングこそ成功への近道ということを理解しておきましょう。

達成時期によって投資方法は変わる

10年後、20年後を見据えた資産形成では急いで投資をする必要はありません。リスクの少ない長期投資で確実に資産を増やしていくという方法もよいでしょう。逆に、「5年後までに200万円の資産を形成したい」という具合に目標達成時期が短い場合は、短期間で資産を形成できる投資スタイル（短期投資）を選ぶ必要があります。

長期投資と短期投資の例として、以下を挙げることができます。

• 長期投資
  投資信託・国債・不動産投資・太陽光発電投資など
• 短期投資
  株式投資・FX（外国為替証拠金取引）・仮想通貨投資など

長期投資と短期投資はそれぞれにメリット・デメリットがあるので、それを理解した上でどの金融商品を選ぶかが重要になります。

初心者は長期投資がおすすめ

短期投資は値動きが激しく、また、リスクコントロールも難しい点から、初心者の資産形成にはあまりおすすめできません。長期投資であればリスクコントロールがしやすく、短期投資のように常に値動きをチェックする必要もないので、比較的余裕を持って臨むことができるでしょう。

長期投資は一度その金融商品に投資をすれば、その後頻繁に売買することもないので、時間やリスクを気にせずに資産形成を行えます。また、投資期間が長ければ長いほど複利効果も大きく期待できるのが長期投資のメリットです。

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