こんにちは、お金の専門FPいしいしゅういちです。
みなさん、資産形成してますか?
老後2000万円問題から、資産形成始める人も増えてきていますが、そもそも「資産形成」と「資産運用」の違い認識してますでしょうか?
◯資産形成・・・一から資産を作ること
◯資産運用・・・今ある資産を運用して殖やすこと
定期預金などで銀行にお金を預けることも「資産形成」にあたります。
では、初心者はまずな何から始めるかというと、「資産形成」から始めるということになります。
そこで、今回の記事では初心者向けにお金の知識をつけてもらう内容になります。
すでに様々な資産運用をしている人は読んでも当たり前のことばかりかもしれませんが、復習の意味でも読んでもらい、もしかしたら改めて知ることもあるかもしれないので、参考にしていただければと思います。
資産形成って何すればいいの?

資産形成ってどんなことなのかは、先ほど簡単に説明しました。
「一から資産を作ること」
みなさんは、資産形成って聞いてまず何を浮かべたでしょうか?
テレビや雑誌などで多く取り上げられている「つみたてNISA」や「iDeCo」などをパッと浮かべた人は多いんじゃないでしょうか?
※NISAやiDeCoについてより詳しく知りたい方はコチラを読んでみてください。
では資産形成ってそれだけなの?
これも先ほど説明したように定期預金で銀行にお金を預けるのも資産形成。
ということは、資産作ることであればどんなことも資産形成であって、投資信託や株などの金融資産だけが資産形成ではないということです。
ここが結構勘違いされていて、<資産形成=投資信託や株>ってイメージを持ってる人、少なくないですよね。
ここで資産形成する上で、どんなものがあるのか、いくつか並べてみましょう
- 株・債券
- 投資信託(NISA含む)
- iDeCo
- 変額保険
- 外貨建て生命保険
- 不動産
- FX
- 仮想通貨(暗号通貨)
- 現金・預貯金
- 金
全部ではありませんが、主なところだと上記のものになりますね。
それぞれ、特徴がありメリットデメリットもあります。
ここで投機と投資の違いも知っておく必要がありますね。
◯投機・・・資産価格の動く方向を予測し、上がるか下がるかはに賭ける
◯投資・・・何らかの付加価値を生み出す資産を購入し、長期的に保有し続けていくこと
投機と投資の違いについてはコチラの動画も参考にしてみて下さい
↓↓↓↓↓↓
ここまでは、理解できましたでしょうか?
資産形成と一口で言っても種類は様々なので、どれを選択するかは人それぞれですが、次にそのあたりについて説明したいと思います。
資産形成する方法はどう選べばいいの?

上記の説明で、資産形成の種類は知ることができたと思います。
では、どの方法を選択すればいいのか?
ほとんどの人は、いわゆる「投資」を活用して資産形成を図ります。
投資に該当する金融商品でいくと、「株・債券」「投資信託」「不動産」「預貯金」などになります。変額保険も近いものあるんですが、保障というコストが大きくかかるので外しました。外貨建て生命保険も為替手数料や保障コストがかかります。
とは言え、万が一の時に「お金」に替えてくれるのは生命保険しかないので、そういう意味では資産形成の一つとして考える、これもアリだとは思ってます。
逆にFXや仮想通貨は完全にギャンブルですね。
いわゆる投機です。FXバイナリーって言葉聞いたことありますか?言わば半か丁か、裏が出るか表が出るか、そんな感じです。
老後の資産形成にそんな博打打てないですよね。
ということで、資産形成するのにはそんな大きなリスクは取れないので「投資」を選択することになります。
資産形成するにはまず大事な3つのことがあります。
1、長期投資
2、資産の分散
3、時間の分散
ここの説明は動画の方がわかりやすいので、コチラを参照ください。
\より詳しく知りたい人は見てみて下さいね。/
ここからが、もしかしたら本題かもしれません。
これまで説明してきた資産形成については、よくあるメディアでも出ている情報です。
来年4月から高校生の学校カリキュラムでも導入されるかも、とも言われています。
老後2000万円問題で不安になり、急いで情報取集して、証券口座開いて、NISA申請して、積立投資始めた人はかなり増加しました。
まぁ、ここまで読んでくれた人でまだ始めてない人は、とりあえず証券口座だけでも解説することはお勧めしておきますね。
さぁ!いよいよ積立投資で資産形成始めたぞ!
じゃあこの後どうしますか?って話です。
資産形成始めたことがゴールではない

まさに見出しの通りです。
みなさん、なんのために積立投資始めたのでしょうか?
- みんながやってるからなんとなく
- 投資をやってみたかった
- 企業を応援したい!
- 暇だから
この記事を読んでる方は、おそらく違いますよね笑
大体の人は、老後の不安をなくすため、ゆとりある生活を手に入れるため。そんなところだと思います。
僕の過去の経験の中で、こんなやり取りが大変多くあります。
A「積立投資も始められたし、ありがとうございます」
僕「ゆとりあって安心できる老後に向けてがんばりましょう!」 ・・・・2年後・・・・ A「いしいさん!買った投資信託が順調に増えてますよ」 僕「おーよかったですね。変動はすると思いますが、我慢して続けることです」 A「なんかこんなに増えたなら、下がると嫌だから売っちゃった方がいいですかね?」 僕「ん〜???」 |
僕「月1万円から始めた積立投資、そろそろ増やしませんか?」
B「そうですねぇ、でも月々大変だしこのままで、、」 僕「家計収支見直しながら、少しずつ増やすことも必要ですよ」 B「とりあえずは使いたいこともあるし、大丈夫です」 |
上記のやり取りをみて何か感じることありますか?
別に無理に積立投資しろって話ではないです。あくまでも僕のは提案であって、押し売りしようってことではないんです。
それまでは、投資なんて怖いし貯金で0.001%くらいの金利でも安心、みたいなスタンスだったのに・・・
40代共働き世帯でも貯金ができないって相談の事例を記事にしているので、そちらも参考にしてみてください。
Bさんの場合は、始めたことで満足、今までやってなかったことがスタートできて俺すごい、みたいな笑
それは言いすぎたかもしれないけど、もったいないケースですね。
仮に月1万円で20年間続けたら投資元本はトータル240万円。年利7%で運用できたとすると約500万円。
確かに、率で考えればすごいんだけど、20年後500万円のお金で老後安心ですか?
絶対足らないですよね?

初心者がますやるべき最初の一歩

では、投資初心者が資産形成を始めて最初にやることは何なのか?
大事なことは2つ
・目的・目標のない資産形成はしない
・お金の勉強すること
なんだ、そんなことかってことですが、実際できていない人が多いです。
僕がコンサルするときは、必ずライフプラン表作成したり将来かかるかもしれない資金についてお互いの確認し合いながら、資金計画を立てます。
目的がないと途中でやめるリスクが存在してしまいます。
また、スタートすることで経済のニュースに耳を傾ける、世界の動きに目を向ける、お金に関する知識をつける習慣をつけることが大事です。
持ってる金融資産が、なぜこのような動きになったのか?このニュースや動きは金融資産にどのような影響を与えるのか、肌感覚で知ることが重要になってきます。
これから長い人生の中で、予測のつかない出来事はたくさんあります。その都度慌てふためいて、どうしよう・・ってなっても誰も助けてはくれません。
結局守ってくれるのは自分だけ。
そう思って自身で学ぶ習慣をつけて下さい。
もちろん僕もそのお手伝いをしますが、永遠にそれができる訳ではないので、自身で判断できる程度の知識はつけておいた方がいいです。
今は情報だけはいくらでも手に入ります。その情報に惑わされず、正しい判断ができるようにお金の知識は必要になります。
改めて伝えます。
目的・目標を持って将来に向けて資産形成のプランをしっかり立てて、同時に学びを深めながら確実に目標達成すること。
この辺りを腑に落としてもらうと大変嬉しいです。
まとめ

最後まで読んでくれてありがとうございます。
ここまで案内してきた話は、あくまでも投資初心者の資産形成における、最低限心がけて欲しいマインドの部分になります。
世の中ノウハウはたくさんありますが、基本を押さえておけば大きな失敗はないかと思います。
まだまだ続く、超低金利時代に上がらない賃金、物価だけはどんどん上昇しつつ公的年金の水準は下がる傾向。なかなか明るいニュースはありませんが、コロナに負けない生活設計をしっかりと実現できるよう、僕も全力でサポートさせていただきます。
最後になりますが、資産形成する上で、もっと大事なことがあります。
え、最後になってそんな話⁉︎
って思いますよね笑
もちろん、これまでの話は事実大事な話です。
近いうちにまたこのブログにて記事にしますので、楽しみに待ってて下さい。
テーマは資産形成の前に考えること、やるべきこと、結局これが全て
「稼ぐチカラと使うチカラ」
僕が若い頃に経験した、資産形成するとか以前に失敗した話をぜひ参考にしてください。

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