みなさんはライフプラン表を作成されたことはあるでしょうか。ライフプラン表は個人版の事業計画書のようなものです。自分の人生でやりたいことをやりきるために必要なツールになります。
教育資金どうやって準備しよう?
好きな旅行も行きたいしなぁ
そんな悩みを解消するのがライフプラン表
なんとなく思ってることを見える化することで何が必要か見えてきます
ライフプラン表はエクセルで作ることも可能ですが、大切なのは作成した後、実際に人生を送る上でのプランニングを考えることなので、プロに相談することをお勧めしています。
今回はライフプラン表の作成をすることでできることについてご紹介していきます。そのうえで、最後にプランニングを行った実際の実例も見ていきたいと思います。
ライフプラン表とは
ライフプラン表とは人生のイベント事を書き表していく表になります。例えば○○歳のタイミングでマイホームが欲しい、憧れの○○を買いたい、海外旅行に行きたいといった夢や希望を記載していくことができます。
ライフプラン表を作成することで自分の人生の軸を考えていったり、やりたいことを見つめなおす時間になったりします。
ライフプラン表とマネープランニング
ライフプラン表を作成するタイミングで一緒に行うことが多いのがマネープランニングです。
収入や支出の状況から今後のライフプランの実現性を確認していく作業になります。今の収支の状況から今後の収支の状況を把握することができるので、人生計画と同時にお金についての戦略を立てることができるようになります。
この作業を行うことによって「いくら貯めておいたらいいのか」といった不安が解消することになります。
ライフプラン表で確認できるマネープランは?
将来の旅行計画や車の購入を考えられる
人生の中で毎年はかからないものの数年単位で大型出費が出てくることはあるのではないでしょうか。車の購入や海外旅行等の支出は人生の中で楽しみの一つだと思います。今後もそういったことを行っていけるのかということを確認していくことができます。
キャリアプランを想定できる
特に女性の方の場合に多いのですが、専業主婦や、パートで働くのがお得なのか、正社員でがっつり働くのかといった働き方の悩みを持っている方がいらっしゃります。
お金はあくまで手段ですから、やりたいことができるのであれば働き方は選べますよね。今後の見通しを知ることで稼ぐべき金額を考えることができます。
マイホームの購入計画を立てられる
マイホームを買うときには希望の立地や物件等を検討することは多いと思います。そのうえで必要になるのはやはりお金です。毎月のローンの金額や頭金をどうするか等を考えることによって安心して物件を購入することができます。
住宅ローンは長期にわたって支払いが続きますし、金額も大きい支出です。
しっかりとマネープランを立てることで、満足のいくマイホーム生活を送りたいですよね。
家計の見直しに使える
家計の収支バランスを考えるために家計簿をつけておられる方も多いのではないでしょうか。家計簿は現状の収支を見るには適しているのですが、将来のお金の動きまでを把握することはできません。
今の生活が将来に及ぼす影響まで確認をすることができるのがライフプラン表のよさです。
今まで家計簿をつけていなかった方も、この機会に家計収支を把握することだけでも将来に差が生まれます。
ライフプランニングの効果
それではライフプランニングを行うことでどういった効果を出すことができるのか見ていきたいと思います。
Aさん一家の例
家族構成 | 30歳ご主人、28歳奥様、将来お子様を検討 |
世帯年収 | ご主人350万円、奥様250万円 |
貯蓄 | 300万円 |
夢 | 将来マイホーム購入を検討している、地域柄車は必須 |
希望 | 子どもの小さいうちは奥様が在宅で子どもを見ていたい |
ご相談内容 | 将来の生活設計の見通しを知りたい |
Aさん一家では今後お子様を考えられていることもあり、一時的に収入が落ち込むため、住宅の購入に不安を持たれていました。お子様の出産も控えている状況で、果たして問題がないのかという漠然とした不安です。
まずはプランニングを行い、今後の貯蓄推移が赤字にならないかを確認していきました。その結果なんと今回のご家庭の場合にはかなり余裕があることがわかりました。
その後、さらに家計をよくして、生活を安定させるために様々な投資を考えることにしました。
今は収入が落ち込むタイミングのため、子どもが7歳になり小学校に上がったタイミングで投資を始め、序盤は教育資金積立を中心に行うことにしました。
ライフプランはマネープランだけじゃない
ライフプラン表を作成して、現状を把握し将来を見える化することでAさんの家庭は、不安が安心に変わり幸せな生活を送れそうですよね。
ただ、ライフイベントには住宅購入や子育て、趣味や夢の実現だけではありません。
Aさんの家庭で、夫にもし万が一のことが起きたらどうでしょう?
本来予定してた収入計画もまったく別のものになってしまいますし、趣味の海外旅行も継続して行くことは難しいかもしれません。奥さんのキャリアプランも大きく変わってきます。
万が一が起きた時のシミュレーションもライフプラン表の中に組み入れる必要があります。
夫に万が一が起きた時のライフプラン表を考えるポイントは以下の通りとなります。
- 夫の公的制度による経済的補填がどのくらいあるのか?(遺族年金や傷病手当金など)
- 夫に万が一があった時、家計の経済的影響がどのくらいあるのか?
- ライフプランの中で何を大事にして何を諦められるか?
- 夫の家族への想いを明確にする
- 万が一があった時の経済的なサポートがあるのか?
公的制度を鑑みながら、預貯金で備えるのか、親族の援助に頼るのか、生命保険で備えるのか。
万が一時のライフプランシミュレーションを作成してみることで、不安を解消する解決策は見えてきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。ライフプランニングを行うことによって何となくの不安を明確にして、やりたいことをできるようになります。また、自分では気づかなかった課題や問題を浮き彫りにすることもできます。
当社のライフプラン表では、詳細に現在の家計管理の改善案から将来に向けた最適なマネープランを導き出し、老後の安定した生活を実現するためのサポートができます。
また、万が一時の経済的影響をシミュレーションし、不足の事態があっても揺るぎないライフプランを準備することで、不安を少しでも解消することができます。
プロの視点で作成するライフプラン表をぜひ一度、検討してみてはいかがでしょうか。
コメント