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変額保険って必要?変額保険のメリットデメリットをIFAが解説

生命保険 見直し 変額 メリット
相談者

変額保険ってどんな保険?
要は貯金もできる保険のひとつですよね?

相談者

生命保険の中でも運用商品なので貯蓄性も高いのが変額保険。
目的に合わせていくつか種類がありますね。

相談者

でも、運用する商品だったらつみたてNISAとかiDeCoとかの方がいい気がするけどなぁ

相談者

そうですね。運用による期待値はNISAやiDeCoの方が高いかもしれないけど、まずは変額保険ってどんなものなのか知ってきましょう

近年、多くの保険会社で資産形成目的の変額保険という商品が販売されています。生命保険での運用は安定型のものが多く、あまり利益を狙えるものはありませんでした。様々な投資性の金融商品が販売されている中でどういった特徴があるのでしょうか。

この記事の内容

変額保険は大きく3種類

生命保険 見直し 変額 メリット

変額保険は特別勘定と呼ばれる投資信託と保険を同時に持つ形式の保険商品です。一般的な保険商品では解約時や満期時の解約返戻金や満期金が決まっていますが、変額保険に関してはこの特別勘定の運用実績によって変動します。

変額保険は各社が出していますが、目的に合わせて利用する商品が異なってきます。それぞれについてみていきましょう。

変額養老保険

変額養老保険はある一定の期間の資産形成と死亡保障や介護保障、疾病保障といった保障を兼ね備えた金融商品です。

契約例としては下記のような例になります。

保障内容死亡保障1,000万円
保険期間30年間
支払金額2.5万円/月
満期金特別勘定の運用実績による
※支払い金額は一般的な目安の数字です

変額保険の中で販売されている商品数が多いのがこのタイプになります。近年ではこの保険種に払込免除特約という特約を付けられるメーカーが多くなっています。

例えばがんになってしまった際には、毎月の保険料が0円になり、そのまま特別勘定での運用や死亡保障を継続することが可能です。解約返戻金に関しても積立が継続されるため、病気になっても続けられる投資信託と言い換えることもできますね

変額終身保険

変額終身保険は変額養老保険に比べ保障の期間が一生涯になっている保険です。保障の期間が一生涯になっている分、相続対策や贈与をする際の対策として使い勝手がよくなっています。

契約例としては下記のような例になります。

保障内容死亡保障1,000万円
保険期間/支払期間終身/30年間
支払金額2.3万円/月
満期金/解約返戻金満期がないためなし/解約返戻金は特別勘定の運用実績による
※支払い金額は一般的な目安の数字です

特徴としては一般的に変額終身保険を活用することで安い掛け金で大きな保障をとることが可能です。一方で保険料の割合の中で保障に回る保険料が多くなる関係もあり、戻り金の利率は変額養老保険よりも一般的には落ちてくるので注意が必要です。

変額個人年金

変額個人年金は変額保険の投資性を活用した個人年金保険です。投資信託に一番近い保険といえる商品です。死亡保障等の保険制を抑える代わりに運用に特化した保険種類です。

現在あまり販売されている会社は多くないですが、保険会社の社員が購入している保険の一つとして人気になっているケースもあるようです。
円建ての個人年金保険が元本割れしている保険会社もある中、選ばれるケースが増えているのもあるでしょう。

相談者

保険会社によって、取扱う変額保険には違いはあります。
何で運用しているのかも聞いてみるといいですね。

変額保険ならではのメリット

変額保険ならではのメリットはいったい何でしょうか。ポイントに分けて解説していきます。

スイッチングが自由にできる

積立NISAやNISAを利用する場合にはスイッチングと呼ばれることが行いづらいです。スイッチングとは投資銘柄の変更を行うことですが、NISA等の場合にはスイッチングを行うと非課税枠を消費してしまいます。そのため、投資商品の運用実績がいまいちであっても投資を辞めにくいというデメリットがあります。

変額保険の場合には月や年単位で切り替えの上限等が設けられている場合もありますが、基本的には自由に投資銘柄を変えることができます。そのため、景気が良い今は株式運用をするが、景気が落ち込んできたタイミングで債券運用に切り替えるといった柔軟性を確保することができます。

保障が確保できる

変額保険は保険ですから、保障を確保できることが強みです。例えば投資をし始めた序盤の地点で収益源が途絶えるような死亡や大病を患ってしまった場合であっても目的に合わせた投資を継続することができます。また、掛け捨てではないのでそういった保障を確保しながら資産形成を行えるといった点でもったいなさが少ないメリットがあります。

課税が特殊

投資信託や株式投資を行った場合に出た利益は20.315%の課税がかかるようになっていますが、保険を経由させた場合には20.315%の課税を回避することができます。その代わりに満期金や解約返戻金一時所得と呼ばれる課税がかかるようになっています。死亡保険の場合には相続税、疾病にて受け取った場合には無税といったように課税が異なる点に注意が必要です。

一般的には一時所得で受け取ることが多くなります。一時所得の場合には利益から1年あたり50万円までは非課税として、それ以降に発生した益金を0.5倍して課税対象とします。複雑になりますので、下記で一時所得の場合について課税シミュレーションを行っていきます。

※課税所得195万円の人が100万円の利益を出した場合(目安)

 投資信託保険
投資益100万円100万円
課税式100万円×20.315%(100-50)*0.5=25万円×税率
課税額20.315万円3.75万円
受取金額79.685万円96.25万円

益金に対しての課税される金額をマイルドにすることに成功しているので、変額保険を活用することによって同じ利回りの場合には受取金額を増やすことができます。

変額保険のデメリット

変額保険にもデメリットがありますが、どういったものが挙げられるでしょうか。

運用効率が悪くなる

変額保険を活用することによって生命保険の保障が付くことになります。そのため全く保険の保障を必要としていない人にとってはデメリットになってしまいます。ほかに保険商品をお持ちの場合には変額保険と併用して問題ないかを確認する必要があるでしょう。

満期金の受取りが不透明

変額保険を利用することによって10年目○○円、20年目○○円といった満期金や解約返戻金の見通しが立てづらいです。そのため、資金需要のタイミングで必ず引き出せるかがわからない点がデメリットになります。

相談者

投資信託などと違って払ってる保険料全部を運用しているわけではないので、そこは注意ですね。

まとめ|金融商品のメリットデメリットを見極めよう

生命保険 見直し 変額 メリット

いかがだったでしょうか。金融商品を購入するうえで大切になるのは自身の家庭にメリットがあるかどうかです。投資の利回りだけを追求すべきなのか、総合的に判断をすべきか検討しながら商品選定を行えるといいですね。

変額保険ならではの特徴として、保険料免除特約や死亡保障、課税制度の違いによる税制メリットなど、通常の投資信託や株式投資にはない要素を持ち合わせています。

自分にとって何が必要で何がいらないかきちんと見極めるためには、自分自身で知識を学び判断するか、保険のプロに頼んで一緒に考えるかになります。後者であれば全力でサポートしますので、まずはお気軽にお問合せください。

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この記事を書いた人

FP&IFA 石井修一です

資産運用 投資 IFA 相談 資産形成

<Profile>

有限会社マインズプランニング
代表取締役 石井修一

20代の頃にお金の知識がなく、今で言う超情弱レベルで苦労してきました。
仕事を通じてお金の教養をつけていく過程で、金融リテラシーの重要性を再認識し、IFAとして保険と資産形成のアドバイザー活動をしています。

趣味:グルメ巡り、旅行、甘いもの、ゴルフ、読書

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