「ドライブレコーダー特約とはどんなもの?」
「実際にドライブレコーダーが必要なのか?」
「ドライブレコーダーがありすぎてどれが良いかわからない」
こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
この記事では2022年ドラレコ特約つき自動車保険の現状やドライブレコーダーのメリット、タイプ別のおすすめドライブレコーダーを紹介します。
この記事を読めば、どのようにドライブレコーダーを選べばいいかわかりますので、ぜひ最後までお読みください。
【2022年】ドライブレコーダーの普及率は?
2年前に自動車保険のドラレコ特約が発売された時には、ドラレコ普及率は約17%でした。
国土交通省が実施した「自動車用の映像記録型ドライブレコーダー装置について」の調査結果では、2019年12月時点で約46%の人が搭載しています。
年代別でみると20代の搭載率が54%となり、70代以上の搭載率が39%と年代によって搭載率に大きな差があります。
受容が高まっているとはいえ、利用頻度によっての差はあるようですね。
先程の国土交通省の調査では近畿地方以外では、搭載していないという回答の方が多かったです。
地域や年代など様々な要因が考えられますが、ドライブレコーダーを搭載している場合のメリットも多くあります。
自動車保険のドラレコ特約ってどうなの?
ここ数年で各保険会社がこぞって自動車保険にドラレコ特約を発売してきました。
なぜ保険会社がドラレコ特約に力を入れているのか?
保険代理店として、過去35年以上さまざまな形態の自動車事故に携わってきた僕がドラレコ特約の背景と、ドラレコがあることでのメリットをお伝えします。
自動車保険のドラレコ特約について
先程の国土交通省のアンケート調査結果の中に、自動車の保有率と自動車の利用頻度データがあります。
全国自動車保有率は約76%で毎日利用する人はそのうち約60%
都心部も入っていることから、地方ではほとんどの人が所有し毎日利用していると推測されます。
そのような中で事故による経済的負担を軽減するために自動車保険は存在します。
万が一事故に遭ったときのための自動車保険ではありますが、当然事故による損害支払額が増加すると保険会社の経営基盤に影響を及ぼします。
自動車保険加入者の中には「また、特約つけて保険料をあげようとしている」「保険会社が儲けようとしやがって」
なんて思っている人もいるのではないでしょうか。
しかしながら、保険会社は保険料による収入も大事ですが、保険金支払いを減らすことも重要視しています。
先程の保険料をあげようとしてる反面、「保険会社が支払いを渋ってる」なんて意見を持っている方もいらっしゃるんじゃないでしょうかね。
ドラレコ特約に関しては、保険会社が自動車事故の損害による支払額を抑えようと考えた特約の一つです。
もちろん出し渋るとかではなく、事故自体の数を減らそうという目的から作られた特約です。
保険会社のドラレコもかなり進化してきているので、この機会にどのような機能があるのかだけでも知っておいて下さい。
当社が取り扱う保険会社のひとつ三井住友海上火災保険の自動車保険ドラレコを参照ください。
各保険会社で特色は違いますが、自動車保険ドラレコ特約の主な特徴としては、
- 通信機能が搭載されている(事故サービスセンターと直結)
- 故障した場合の無償交換が可能
- 上位モデルのドラレコ本体
- 最近では360°全方向録画や停車中の録画も可能
- 安全運転アラートなど搭載
- 安全運転レポートなどサポートが充実してる
などありますので、詳細は加入の保険会社か保険代理店に問い合わせてみて下さい。
ドラレコってどんなメリットがあるの?
とは言え、事故を起こさなければドラレコのメリットを感じることも少ないと思います。
昨今では、映像が録画されていると煽り運転や危険運転など被害を受けたときに、証拠として利用できるので便利
という意識はあるかもしれませんが、それはドラレコがあることで利用できることの一つに過ぎません。
ドラレコが最も必要とされるケースで言うとやはり自動車事故の時です。
過去に僕が経験してきた自動車事故の時に困るパターンは以下の通りです。
- 信号が赤だったのか青だったのか水掛け論になってしまった
- 駐車場内で停まってたか少しでも走ってたかの見解
- 車線変更時に避けることができないけど過失が生じてしまうケース
- 当て逃げで相手の車がまったく不明なとき
- 相手と自分の言い分が異なっており交渉が進まないとき
人はそれぞれ自分にいいように解釈をして主張したりします。
また、無意識に自分がより悪くないように言い方を変えたりします。
そもそも事故を起こそうと思って自動車を運転している人はいないのだから、事故が起きた瞬間なんて覚えているはずがありません。ほんと一瞬の出来事ですから、詳細に覚えている方がおかしいくらいです。
このように事故による双方の見解を第三者的に映像として残っていたらどうでしょうか?
一目瞭然、どのような事故形態だったかは第三者でも判断できます。
もちろん良いも悪いも写ってしまいますが、揉めることもないですし、結果に関する納得感も違います。
自然と事故に関する意識も高まり、事故自体の減少へとも繋がっていきます。
厳選!おすすめのドラレコ5つを比較
自動車保険のドラレコ特約について述べてきましたが、市販のドラレコにもいろんな種類があります。
価格で選ぶか機能で選ぶか迷うところではありますが、事故の際のメリットを参考にしてもらいながら選択してみて下さい。
ここでは、価格帯別にドラレコの機能の違いなど比較とここ最近新車購入時にメーカーオプションでつけられるケースもあるので、そちらの紹介もさせていただきます。
1万円以下のドラレコ
廉価版と呼ばれる1万円以下の比較的安い価格のドライブレコーダーでも、様々な機能の差があります。
この価格帯だと一体型で前方撮影のみのドラレコが多く、最小限の機能でよければ5,000円以下のドラレコもあります。
後方も撮影したいとセパレート型にするとやや1万円を超えるメーカーも多くなりますね。
他にもGPS機能を搭載していたり、ミラー型のドラレコもあり、金額だけでは判断できない機能の差があります。
5万円前後の中位クラスのドラレコ
5万円前後のドラレコになると全方向撮影になったり、フロントカメラとリアカメラにわかれることも多くなります。
また夜間での撮影も対応が可能になる機能もついていたりと、どんな状況でもしっかりと撮影が可能です。
ユピテルの360度対応のカメラなどは5万円以内で前後左右、後方はもちろん社内の撮影も可能になったカメラになります。
プライバシーガラスやスモークフィルムを貼っていても撮影が可能になるため、プライバシーを守りながらドライブレコーダーへの保存も可能です。
ナビ付きのドラレコは10万円以上もあり
10万円以上のドライブレコーダーは、Panasonicなどの電機メーカーの商品になります。
ナビ機能もしっかりついたドライブレコーダーになり、Blu-rayやDVDもドライブ中に視聴が可能です。
レコーダーだけでなく、運転を更に楽しむための機能がたくさんついたドライブレコーダーが10万円以上のお値段になります。
新車購入時にメーカーオプションでドラレコをつける
ドライブレコーダーは、メーカー純正のオプションでも販売中です。
トヨタにはナビオプションという形で販売していますが、ナビと一体型のタイプもドライブレコーダーのみのタイプもあります。
また、スマホと連携するタイプや紹介したミラー一体型なども多く取り揃えているため、メーカーのオプションをチェックすることも検討してみましょう。
ただし、故障した時に車ごと預けなければならないかもしれないので、面倒と思うかたは市販か自動車保険のドラレコ特約がいいかもしれませんね。
2022年最新ドラレコ情報まとめ
あおり運転の被害者になった場合、また万が一、事故の加害者になってしまった場合の状況を撮影する手段としてドライブレコーダーが必要です。
確固たる証拠の有無で、スムーズに解決できるかどうか決まってくるといっても過言ではないでしょう。
自動車保険や損害保険など万が一の備えをしておくことで、心おきなく運転することが可能になります。
まずはドライブレコーダー特約はもちろん自動車保険など、小さなことでもお気軽に当社にご相談ください。
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