
「人生設計って、なんだか面倒くさそう」。そう感じる人は多いはず。でも人生設計は、将来のお金と暮らしの”地図”を手元に置くための作業。地図があるだけで、漠然とした不安の正体がはっきりする。
この記事では、保険代理店として24年、3,000件以上の相談を受けてきた僕が、人生設計の立て方を3ステップで解説。人生設計ノートの書き方や、計画づくりに役立つ本も紹介する。
- 人生設計とは何か、なぜ必要なのか
- 人生設計をする4つのメリット
- 人生設計の立て方(3ステップ)
- 人生設計ノートの書き方と4つのコツ
- 計画づくりに役立つおすすめの本5選
- 立てた計画を続けるための見直しのコツ
人生設計とは?将来のお金と暮らしを「見える化」すること
- 人生設計=老後も含めた将来のお金と暮らし方の計画
- 2年後・5年後・10年後の自分と家族をイメージして逆算する
- 計画通りにいかなくても、地図があれば立て直しが早い
人生設計とは、老後も含めた将来のお金と暮らし方を計画すること。2年後、5年後、10年後の自分と家族がどうなっているか。それをイメージしながら、必要なお金と準備を逆算していく作業。
「計画なんて立てても、人生どうなるかわからない」。そんな声もよく聞く。その通り、人生は計画通りには進まない。ただ、地図を持っている人と持っていない人では、想定外のことが起きたときの立て直しのスピードがまるで違う。
僕自身、20代の頃はお金の知識がほぼゼロ。浪費と消費を重ねて、お金で苦労した。あの頃に人生設計の考え方を知っていたら、と今でも思う。
人生設計をする4つのメリット
- お金に対する意識が変わる
- 病気や収入減などのリスクに備えられる
- 目標が見えてモチベーションが続く
- 夢や目標の達成に近づく
人生設計をすると、これからゆとりある生活を送るために「何を準備すればいいか」がはっきりする。具体的なメリットは次の4つ。
- お金に対する意識が変わる 結婚、子育て、住宅、老後。ライフイベントごとに「いくら必要か」が見えると、無駄遣いにはブレーキが、貯蓄にはアクセルが自然にかかる。
- リスクに備えられる 病気やケガ、収入の減少。何が起きるかわからないからこそ、貯蓄と保険の役割分担を先に決めておく。備えがあれば、突然の困難でもダメージは最小限。
- モチベーションが続く 目標額もゴールも決まっていない貯金は、まず続かない。数字とゴールが見えることが、続ける力になる。
- 夢や目標に近づく 「何歳でどうなっていたいか」が決まれば、逆算して今やるべきことが見える。資格取得や転職も、いつから何を準備するか計画できる。
保険の相談でよく受けるのが「どれくらい入っておけばいいの?」という質問。実はその答え、人生設計の中にある。必要な保障は、家族の将来像が決まって初めて決まるもの。
人生設計の立て方|3ステップで進める
- ステップ1:自分と家族の「今」を把握する
- ステップ2:理想の将来をノートに書き出す
- ステップ3:ライフプラン表でお金に落とし込む
人生設計を「考えただけ」で終わらせないための手順がこちら。
自分と家族の「今」を把握する
収入、支出、貯蓄、加入している保険。自分だけでなく、配偶者や子ども、親の状況も含めて書き出す。現状がわからないまま、将来の計画は立てられない。
理想の将来をノートに書き出す
頭の中だけで考えた計画は、忘れるし、都合よく書き換わる。ノートやパソコン、スマホのメモに書いて「見える」状態にする。書き方のコツは次の章で解説。
ライフプラン表でお金に落とし込む
ステップ2で書いた理想を、年ごとの収入・支出・貯蓄残高に置き換える。人生の大きな出費に「いつ・いくら」必要かがはっきりする。
ライフプラン表とは、人生の計画をお金の面から一覧にしたもの。基本の形はシンプル。
| 西暦 | 夫 | 妻 | 子 | ライフイベント |
|---|---|---|---|---|
| 2026年 | 40歳 | 38歳 | 8歳 | ― |
| 2027年 | 41歳 | 39歳 | 9歳 | 車の買い替え |
| 2028年 | 42歳 | 40歳 | 10歳 | 家族旅行 |
| 2030年 | 44歳 | 42歳 | 12歳 | 中学校入学 |
※この下に「収入」「支出」「貯蓄残高」の行を足していくと、お金の流れが年ごとに見えるようになる。
人生設計ノートの書き方|続くノートにする4つのコツ
- 頭の中だけの計画は、形にならない
- 期間・縦軸と横軸・イベントと費用・家族との共有がポイント
まずは、頭の中で考えるだけの場合とノートに書き出した場合の違いから。
- 決めたことを忘れる
- 都合よく記憶が書き換わる
- 家族と共有できない
- 目標をいつでも確認できる
- 計画とのズレに気づける
- 家族と話すきっかけになる
人生設計ノートを「意味のあるノート」にするコツは4つ。
- 何年分の計画にするか決める 定年まで、10年後まで。期間は自由。長すぎると手が止まるので、最初は10年くらいが書きやすい。
- 縦軸と横軸をつくる 縦軸に家族の名前、横軸に西暦と年齢。これが定番のフォーマット。これから家族になる人も想定して書いておくと、見通しが立てやすい。
- ライフイベントと費用を書き込む 結婚、出産、入学、住宅購入、車の買い替え。費用の目安はネットでも調べられる。最初はざっくりの金額でOK。
- 家族やパートナーと共有する 人生設計はひとりだけの問題じゃない。家族の希望や予定も書き込む。お互いの想いや価値観を知る、いい機会にもなる。
人生設計に役立つおすすめの本5選
- キャリア、生き方、お金。考え方の幅を広げる5冊
- 迷ったら②から読むのがおすすめ
人生設計の考え方を広げたい人向けに、5冊を紹介。気になったものから手に取ってみてほしい。
- 10年後 後悔しないための自分の道の選び方 仕事やキャリアの選び方がテーマ。著者が実際に出会った人の例が多く、共感しながら読める。
- LIFE DESIGN(ライフデザイン)―スタンフォード式 最高の人生設計 人生設計をゼロから考える人の1冊目に。さまざまな年齢・職業の受講生の悩みに向き合ってきた著者による、実践的な考え方が詰まっている。
- LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 人生100年時代をどう生きるか。お金、仕事、家族関係といった誰もが抱える問題への向き合い方が示されている。
- 人生を変える!夢の設計図の描き方 コネも経験もお金もない状態から「伝説のホテル」をつくる物語。目標を達成するための姿勢が学べて、読むと元気が出る一冊。
- 人生にお金はいくら必要か 経済評論家・山崎元氏とFP・岩城みずほ氏の共著。自分のライフスタイルに合わせて、老後資金がいくら必要かを考えられる。
人生設計の見直し|”作って終わり”にしない3つの習慣
- 計画は立てるより、続けるほうが難しい
- 価値観が変わったら、計画も書き直していい
将来のことを考えている、と言うのは誰でもできる。差がつくのは、行動に移しているかどうか。立てた人生設計を活かすための習慣がこちら。
- ノートをいつでも見られる場所に置く(持ち歩くのが面倒なら、スマホで写真に撮っておくだけでもOK)
- 大切にしたい価値観とズレていないか問い直す
- 定期的に日々の生活を振り返り、無理をしていないか確認する
逆に、計画が止まってしまうのはこんなパターン。
- 作って満足して見返さない 書いた瞬間がゴールになると、ノートは引き出しの奥で眠るだけ。
- 完璧な計画を目指して手が止まる 最初から正確な数字はいらない。ざっくり書いて、あとで直せばいい。
- 家族に相談せずひとりで決める 家族の希望が抜けた計画は、どこかで必ずズレが出る。
人生設計は、一度書いたら終わりの”契約書”じゃない。何度でも書き直していい”下書き”。価値観が変わったら、ノートも一緒にアップデートすればいい。そして、目標のために今の自分をすり減らさないこと。今の自分も大切にしてほしい。
保険も同じ。人生設計が変われば、必要な保障も変わる。契約したまま何年も放置している人は、ノートを見直すタイミングで保険も一緒に点検してみてほしい。
まとめ|人生設計は「思い立ったとき」が始めどき
- 人生設計は、将来のお金と暮らしの「地図」
- メリットは、お金への意識・リスクへの備え・モチベーション・目標達成
- 立て方は「現状把握 → ノートに書く → ライフプラン表」の3ステップ
- ノートは期間を決め、縦軸・横軸・イベントと費用を書き込み、家族と共有
- 作って終わりにせず、価値観の変化に合わせて書き直す
人生設計に「遅すぎる」はない。何歳でも、思い立ったときが始めどき。人生は思い通りには進まないけど、準備と挑戦はできる。
「どう計画したらいいかわからない」「計画は立てたけど、どう実現すればいいかわからない」。そう感じたら、プロと一緒に考えるのもひとつの手。
保険の見直し・新規加入、まずは無料相談へ
無理な勧誘・商品の売りつけは一切ありません。
相談後はご希望がない限り、こちらから連絡もしません。
所要時間の目安:約10分


コメント