社会人になってお給料をもらったけど、
「上手なお金の使い方って何だろう?」
「お金を使うべきではないこともあるのかな?」
こんな疑問がある方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、上手なお金の使い方と下手なお金の使い方を詳しく解説します。
誰にでも共通するポイントを押さえて上手なお金の使い方を解説するので「将来的にお金持ちになりたい」という人も参考になるはずです。また、上手な貯め方も解説するので、貯金ができなくて困っている人も参考にしてください。
上手なお金の使い方を知って、他の社会人と差をつけましょう!
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上手なお金の使い方とは?
「いいお金の使い方」とはどのようなことを指すのでしょうか。「自分が好きなものを買えたら」「誰かのためにお金を使えたら」等、様々な考え方があると思います。
しかしそれらの「良いお金の使い方」に共通するイメージは「未来に活きるお金の使い方をすること」ではないでしょうか。
本項目では誰もが一度は考える「上手なお金の使い方」について、2つの用語から解説していきます。
「消費」と「投資」の違いを知ろう
経済学においてお金の使い方には「消費」「投資」の2パターンが存在します。
「消費」は文字通り、消えゆく「満足」「効用」を求めてお金を払うことを指します。一方で「投資」は将来的に資本を増やすための、建設的なお金の使い方を指します。
上手なお金の使い方は一般的に「投資」を指します。もちろん日々生活する中でお金を消費することは避けられませんが、できる限り投資に近いお金の使い方を意識することで、だんだんとお金の使い方が上手になります。
上手で賢いお金の使い方の例
お金の意味を確認できたら、次は具体的な「有意義なお金の使い方」を確認しましょう。
「お金をついつい無駄に使って自己嫌悪する」「お金を使うと後悔ばかり」とお金を使うたびにアイナスの感情を抱く方は、これから紹介する5つのお金の使用方法が有効ですから、ぜひお試し下さいね。
自分の成長に繋がるものやスキルアップ・経験にお金を使う
社会人になれば学生時代とは比べ物にならない程に自己成長を求められます。
仕事に関する資格取得や、例えば接客業であれば相応しい対応やマナー等をプロフェッショナルレベルまで学ぶ必要があります。資格取得や経験の習得は、社会人としてあなたをワンランク上の世界へ導いてくれますから、お金をかけても良い事柄といえます。
資格取得におけるテキスト代やマナー講習の参加費等、自分のスキルアップに繋がるお金の使い方は消費ではなく「投資」ですから、積極的にチャレンジしましょう。
健康維持にお金を使う
日本人の平均寿命は年々延びています。せっかく長い人生を生きるのですから、病気をせず健康に暮らしたいですよね。
健康な体がなくては、どんなにお金があっても楽しく過ごすことができません。ジムに通ったり、健康的な食事のための食品を購入したりすることは「健康に生きる」先行投資ですから、良いお金の使い方と言えるでしょう。
時間にお金を使う
「時は金なり」という言葉もありますが、人に与えられた有限な時間は大切に使う必要があります。
「時間にお金を使う」というと、いまいちピンとこないかもしれません。一方で、「時間を有効活用するためにお金を使う」と考えればどうでしょうか。
例えば主婦の場合、子供が「抱っこしてほしい」と甘えてくることがあります。しかし母親は掃除や洗濯等、家事に追われて子供の相手ができません。結果、母親は子供に構えず罪悪感を覚え、子供は寂しさを感じます。
しかし上記のケースで、母親が週に1回でも家事代行サービスを依頼した場合、どうなるでしょうか。たとえ数日でも母親が家事をする時間は減り、その分子供と関わる時間ができます。母親はゆっくり子供と向き合うことができますし、子供も母親に甘えることができお互いに充実した時間を過ごすことができます。
「家事時間」をお金で委託することで、母親にしか味わうことができない尊い時間を得ることができるお金の使い方は「上手なお金の使い方」と言えるでしょう。
自分が本当に幸せを感じるものにお金を使う
衝動買いはその場では達成感や充実感を味わうことができますが、長い目で見るとあまり幸せなお金の使い方とは言えません。高くても安くても「幸せ、買ってよかった」と感じられる買い物を心がけましょう。ポイントは「これを買ったら私はどんな場面で使用するか、どんなメリットがあるか」をじっくりイメージすることです。
購入する前に購入後のイメージを膨らませることで「本当に必要かどうか」を今一度確認し、無駄な買い物を防止できますよ。
仕事道具や使用頻度の高いものにお金を使う
日常生活において使用頻度が高いものにお金をかけると、生活の幸福度が上がります。毎日見るもの、身につけるものがお気に入りのアイテムだとご機嫌に過ごすことができます。
財布やかばん、仕事で使う用品に少しお金をかけてお気に入りのもので揃えると、毎日が幸福に満ち溢れていきます。
無駄・下手なお金の使い方や例
これまで「上手なお金の使い方」をご紹介しましたが、本項目では逆に「避けたいお金の使い方」をご紹介します。
お金を有効活用するのではなく、ただただ「お金使いたい病」にかかって無駄に消費してしまう実例3つを交えてご紹介します。
手元にあるだけお金を使ってしまう
貯金ができない、お金を上手く使えない人の特徴は「手元にあるお金を全て消費する」点です。自分が今持っている全財産=使用可能と認識していることで、ついついお金をたくさん持っている気になり、無駄に消費してしまいます。
さらには給料日目前でもうお金がないのに「もうすぐ給料日だから大丈夫」と全く必要がないものにお金を使ってしまうことも。有り金全てを使う習慣は、「もしも」に備えられず、非常に危険です。
ギャンブルにお金を使う
ギャンブルは最も危険なお金の使い方です。月々の予算を決めて趣味として嗜む程度であれば構いませんが、生活を脅かす程の金額をギャンブルに費やしているのであれば今すぐ意識改革が必要です。
ギャンブルの怖いところは「負けてもいつかは取り返せる」と考えてしまうことです。
たとえ次に「●万円勝った」とプラスになったとしても、過去数年間のトータルで考えると結局、数十万円のマイナスになっているケースは多いです。ギャンブルにのめり込むことは避けたいものです。
安いなど値段だけで買い物をしてしまう
お金の使い方のポイントを間違えると「安物買いの銭失い」になります。
例えば「今日はたまごが安いから3パック買っておこう。得したな」と、当日は感じたとしても、たまご3パックを消費期限までに全て使いきれず、廃棄することになっては「無駄な買い物」になります。
価格に引きずられて必要ないものを買えば、節約どころか無駄な消費になりますから、買い物の適正量の見極めは大切です。
上手に貯金ができる人の特徴
これまで「上手なお金の使い方」「下手なお金の使い方」をご紹介しましたが、ご自身に当てはまる項目はありましたか?
次に本項目では「上手なお金の使い方」を踏まえ、上手に貯金できる人の特徴をご紹介します。
月々お金の使い方をコントロールできるようになると、自ずと貯金ができるようになりますよ。
無駄な固定費を削減している
家計において最も削減しやすい費用は月々の固定費です。お金の使い方が上手な人は、固定費の割り振りも上手です。
「スマホは機能が変わらないなら格安」「民間の医療保険は、健康保険制度を加味して最低限のものだけ」と必要な中でも、要点を見定めてお金を使うことができます。
固定費の削減は毎月の一定金額貯金にも直結しますから、定期的に固定費の見直しを行いましょう。
家計簿をつけている
家計簿は現在の家計状況を知る大切なツールです。長く続かない人はまず3ヶ月だけでいいですから家計簿をつけてみましょう。家計簿を3ヶ月つけると、あなたの消費の癖や1ヶ月の固定費の金額が見えてきます。
月々のお金の流れを確認することで「ここは使いすぎだな。削れば●万円貯金できる」と貯金金額のイメージが湧き、安定した貯金につなげることが可能です。
毎月貯金する額を決めている
「毎月●万円貯金」と一定金額貯金する癖がついている人は貯金上手と言えます。貯金をする際に心がけたいことは「先取り貯金」です。「余ったら貯金しよう」という考えで貯金できる人は極めて少ないです。
給料が入ったらすぐに貯金分をよけて、残りのお金で生活する習慣をつけると月々上手に貯金する力がつきます。
買い物は予算を決めて行っている
毎月カテゴリごとに予算を決定する習慣をつけると、メリハリのあるお金の使い方ができます。
「雑貨に使うお金は月々●万円」「洋服は月々●万円」と上限を自分の中で設けることで、使いすぎをセーブできます。
さらに意識が進むと「来月は衣替えして服が欲しくなるから今月の服予算は来月までとっておこう」と先を見越したお金の使い方ができるようになりますよ。
まとめ
今回の記事は社会人になった人で「お金が上手に使えない」と不安を感じる方に向けて、お金の上手な使い方や下手な使い方、貯金をする方法についてご紹介しました。
お金の使い方には「消費」と「投資」があり、生きたお金の使い方は「投資」を意識すると良いことが分かりました。
一時的に心が満たされるお金の使い方よりも、将来自分や大切な人のためになるお金の使い方を目指すことでお金を使う際に罪悪感を覚えることなく、気持ちよくお金を使うことが可能です。
今回ご紹介した「上手なお金の使い方の特徴」を意識して生活し、やりくり上手のお金持ちを目指しましょう。
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