今の生活には満足できていても、将来の備えに対して漠然とした不安がある。
または、マイホームも手に入れて思い描いていた充実した生活を送ってはいるものの、
子供が成長したときの教育費や、夫婦どちらかが思いがけず働けなくなった場合などに不安を感じるという30代の方は少なくありません。
そんな漠然としたお金の不安に、どう備えることができるのでしょうか?
今回はそんな30代からの未来をちっかり見据えるマネープランを、30代共働き夫婦の家族をモデルにして分かりやすく解説します。
マネープラン
マネープランとは、人生の中で「いつ」「どんな」ライフイベントを迎えるのか、事前に考えることで将来の必要資金を試算し確認することです。
人生100年時代と言われるなか、10年20年先だけでなく、老後や100歳までのシミュレーションをして生涯お金に困ることのないようにすることを目的としています。
一般的にライフプランと呼ぶことも多いです。
30代の現役世代の場合、まだ先のことと先送りにしている方もいるかもしれませんが、先のことだからこそ今のうちにきちんと計画を立てることで、早くから準備段階に進むことができるんです。
30代共働き夫婦の場合(3人家族)のマネープラン
ここからはある30代のご夫婦をモデルに、実際のマネープランの考え方について解説していきます。
家族構成 | 夫(36歳) 妻(33歳) 長男(2歳) |
就労形態 | 夫(会社員) 妻(会社員、時短勤務中) |
世帯年収 | 1,130万円(夫750万円/妻380万円) |
金融資産 | 500万円 |
住宅ローン | 3,800万円 |
思い描いていたマイホームでの家族との生活、毎日が幸せ。
でも私が将来仕事を辞めることになったら、今の生活は維持できないよね・・・
それに将来、子供が「留学したい」言い出したらどうしよう。。。
子供の夢は応援してあげたいけど。
念願のマイホームを手に入れて今はとにかく充実した気持ち。
30年以上続く住宅ローンはしっかり返済していきたいけど、
子どもにはいろんな経験させてあげたいし、家族旅行もいきたいからお金にゆとりは持っておきたい。
だけど自分に万が一があったら・・・
想いを実現するための課題とは?
全段でご夫婦の気持ちは分かりましたが、ではご夫婦の想いを実現するための課題とは何でしょう?
まずはそこから見ていきましょう。
お子さんが大学生になるまでのキャッシュフローとは?
棒グラフが夫婦それぞれの収入の推移になります、子供が大きくなるにつれ教育資金の費用も大きくなります。習い事や進路など各家庭でどのようにやらせたいかによって支出に幅はあるので、キャッシュフローをしっかり把握する必要があります。
ライフプラン表でグラフとして見ると分かりやすいですね!
年間収支がプラスのうちに、できるだけ教育資金を準備しておこう!
事例の家庭では、今は大きな支出と言えば住宅ローンくらいで、金融資産もあり年間収支はプラスで推移してますね!
しかし、数年後に第2子が生まれたり、奥さんが会社を辞めてしまったりするとどうでしょうか?
収入は減ってしまいますが、教育費の支出は年々増えていきます。
思わぬ出費などが重なれば、どこかでマイナスも転じてしまうかもしれません。 対策としては、お子さんがまだ小さく、家計に余裕があるうちにできるだけ多くの教育資金を積み立てて置くと良いでしょう。
ご子息の大学入学(16年後)
ここまでに月3万円を年0.1%で預金することで580万円貯まります。
1%では624万円に3%とあらば735万円も積み立てることが可能です。
毎月〇〇円の投資で〇〇%で〇〇年運用した場合いくらになるのか?
金融庁の資産運用シミュレーションを利用してみましょう!
いつまでにいくら貯めればいいのかが見えると、貯金にも張り合いが出ますね!
長期的に積み立てることができる教育資金は、積み立て投資に最適です。
「つみたてNISA口座」などを活用することで運用益が非課税というメリットも含めて活かすことができます。
マネープランやお金にまつわる基本を学ぼう!
漠然と難しく考えていても始まりません。
かといって、いきなり素人が取り掛かってもチンプンカンプンになることも少なくありません。
そんな時はFPへの相談をおすすめします。
お金のプロのサポートと共にしっかりと将来設計を立てることが安心ですよね!
これから様々なライフイベントが待っているなか、予測できる支出だけでなく、予測できない支出に対しての備えも一緒に考えてみませんか?
ライフプラン表のご相談や依頼は、下記から直接当社へ問い合わせ下さい。
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