近年問題となっている煽り運転に対する有効な予防策として自動車保険のドライブレコーダー(ドラレコ)特約が注目されています。
しかし、ドライブレコーダー特約という名前だけを聞いたことがあるだけで実際の内容は分からないという方が多いのが実情です。
この記事ではドライブレコーダー特約について、またドライブレコーダーの選び方やおすすめの商品についても解説していきます。
ドライブレコーダー特約とは
ドライブレコーダー特約はドラレコ特約とも言い、簡単に言うと保険会社がドライブレコーダーの貸し出しを行うというものです。
貸し出されたドラレコは運転中の映像を撮影するのはもちろん、設置した車が万が一事故に合った際に自動で事故受付センターに通報したり危険な運転を感知して知らせてくれるなどの機能が搭載されています。
ドラレコ特約は月額800円程度で加入することが可能です。
しかし、自分でドラレコを購入すると1~2万円程度で購入できるため長期的に考えると購入した方がお得と言えます。
煽り運転にあった時などの記録を残しておきたいだけという場合には自分で購入することをおすすめします。
ドライブレコーダーの選び方
ドラレコ特約に加入せずに自分でドラレコを購入する際にはどのドラレコが良いのか見極めなければなりません。
ドラレコを選ぶ際に見るべき点は主に3つあります。
✔画質がきれいか
✔広く撮影できるか
✔駐車監視機能があるか
画質がきれいか
ドラレコを取り付けても車両が鮮明に写っていなければ意味がありません。
煽り運転をされたけどナンバーがよく見えない…なんて事態は避けたいところです。
また、夜間や逆光時でも鮮明に見えるかどうかも重要な要素となります。フルHDで200万画素以上のドラレコなら問題ないでしょう。
広く撮影できるか
ドラレコの視野角には水平画角、垂直画角、対角画角の3つがあります。
この中で最も大切なのが水平画角で100度以下だと頼りないです。またドラレコには取り付けに様々なタイプがあるのですが、今は前後にカメラを取り付けるタイプが最も人気です。
前と後ろのどちらで発生したトラブルでも問題なく撮影することができます。
駐車監視機能があるか
車のトラブルは運転中のみに起きるとは限りません。
駐車している時に当て逃げされたりイタズラされることも考えられます。
駐車監視機能が搭載されたドラレコは衝撃を受けたり動きを検知すると録画を開始するため、自分が見ていない時のトラブルにも対応が可能です。
おすすめのドライブレコーダー3選
先ほどのドライブレコーダーの選び方を踏まえた上でおすすめのドライブレコーダーを3つ紹介します。ドラレコを購入する際の一つの参考として見ていってください。
コムテック ZDR025
Amazonベストセラー1位(2021年2月15日現在)を獲得しているドラレコです。
フルHD200万画素で録画を行うことができ、水平画角は140度、車の前後にカメラを設置できます。
また駐車監視機能や後続車接近お知らせ機能、先行車発信お知らせ機能など様々な機能が搭載しています。
ドラレコに迷ったらこれを購入すれば間違いないと言えるほどの定番商品です。
ケンウッド DRV-MR740
綺麗な映像で確実に録画をしたいという方におすすめのドラレコです。
フルHD210万画素で録画ができ、水平画角は100度、車の前後にカメラを設置できます。
また最大24時間録画の駐車監視機能やトンネルの出入り口などの急激な明るさの変化にも対応するHDR、LED信号機の無点灯記録を防ぐ「LED信号機対応機能」などの機能を搭載しています。
ケンウッド DRV-340
料金と性能のどちらも譲れないという方におすすめのコスパ最強のドラレコです。
フルHD207万画素で録画ができ、水平画角は100度、フロントにカメラを設置するタイプとなります。
別売りの車載電源ケーブル「CA-DR150」を購入しなければ駐車監視機能を使えませんがHDRやLED信号機対応機能、また突発的な衝撃で自動録画を開始する機能などを搭載しています。
まとめ
煽り運転や事故などに備えてドライブレコーダーを設置しておくに越したことはありません。
まだ車にドラレコを設置していないという方はドラレコ特約への加入、もしくは自分でドラレコを購入してトラブルが起きても対応ができるようにしておきましょう。
【追記】2021.10.21
ドラレコもどんどん進化していってますね。ドラレコ普及率もここ1年で格段に上昇しています。
おかげで事故の際も確たる証拠があるために揉めることも少なくなりました。
※事故に関するもらえるお金の話もよく読まれている記事ですので参考にしてください。
ドラレコが普及している背景として、新車時にオプションで勧めている点があります。
新車購入時にドラレコ付帯すると、見た目がスッキリしていていい!という声も上がっているのでこれはこれでいいのかなと思ってました。
ところが保険会社もしっかり進化してきていて、ドラレコ特約でのドラレコ機能を強化してきています。
2022年1月にはかなりグレードアップして改定が行われるので、また話せる機会の時にお伝えしたいと思います。
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