みなさん、生命保険に加入したときってどんなきっかけでしょうか?
家族や友人の知り合いの生命保険セールスの勧めだったり、職場に来る生命保険セールスレディーだったり、親が生命保険加入していてそのまま引き継いだりと、理由はさまざまですよね。
就職・結婚出産・転職など何か変化が起きたときが多いですよね。
でも結局どうやって見直しをすればいいのかわからない方も多いです。
今回の記事では、そもそも生命保険の基本を知ってもらい、失敗談がなぜ失敗してしまったのかを理解してもらうことで、皆さんが加入する生命保険を見直し必要かどうかを気づいてもらえる内容になってます。
生命保険を見直し検討している方へ
生命保険の基本的な役割はみなさんご存知でしょうか?
【万が一が起きたとき】
当たり前ですよね。では、万が一とはどんな時かというと
- 死亡したとき
- 入院・手術があったとき
- 就労不能になったとき
- ガンになったとき
他にもありますが、主に一般の方が持つ生命保険における、万が一とは上記の内容になりますね。
では、万が一が起きた時にどのくらいの費用がかかって、どのくらい生活に影響が出るのか?
そこに対してどのくらい生命保険で備えればいいのか?
どんな生命保険商品に加入すればいいのか?
どのくらいの保険料負担があればいいのか?
一口に生命保険って言っても、考えることはたくさんあります。
今回の失敗談の事例の中にもありますが、そもそも内容を把握していない人が多いところに問題があります。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
- 勧められるまま加入している
- 友人知人の付き合いで加入している
- 親が加入していた生命保険を引き継いだまま
- 10年以上生命保険を見直ししていない
- なんとなく必要と思って加入した
- 今生命保険料いくら払ってるか知らない
- 奥さんが管理していて知らない
- 今加入の生命保険内容で不安がある
- 不安で複数加入している
- ネット型生命保険で加入した
- 加入したセールスが既に辞めている
生命保険の失敗談その①
まず、最初の生命保険で失敗した話の事例です。
見直すきっかけは、たまたま近所にオープンした「保険ショップ」です。
見直しすることで保険料負担が減った
親から引き継いだ私の生命保険ですが、何も知らずに毎月掛け金を支払っていました。
しかしある時、自宅近くに保険の相談できるところがオープンしたのです。せっかくのチャンスですから、これまでの保険、これからの保険を見てもらうことにしました。
すると、親から引き継いだ生命保険の掛け金がとても高いことがわかったのです。しかしこれまで支払ってきたので、全部解約するのはもったいない。そこで、もうすでに支払ってもらった部分までで定期特約の保証はやめることにしたのです。
あとは本契約の支払いのみにしたのですね。すると毎月の掛け金がとても安くなったのです。
生命保険というのは、何も知らずに親がかけていて、結婚の時に譲り受けるということも多いのではないでしょうか。
しかし親も自分と同じ会社の保険でその時期にいいものを選択して加入しているので、見直してみるとあまり良くないものも。また掛け金が高いものも。
だから定期的に見直してよいものを選んでいかないといけないなと思いましたね。これが私のただただ払い続けていた失敗談です。
問題点と見直しのポイント
Aさんの場合、一番の問題点はどこか分かりますか?
そうですよね、「何も知らずに毎月掛け金を支払っていた」というところですね。
生命保険は長期にわたって支払い続ける商品になるので、毎月が仮に3000円くらいだとしても、若い人ならトータル200万円近くになったりします。
多分、というか絶対しないですよね。
生命保険となると買ってしまうのは何故なんでしょうか?
Aさんは一つのきっかけを掴むことで無駄を省き、安くなった分趣味に利用したり貯蓄に回したりすることで、生活にプラスに働きました。
今回の生命保険の失敗談は、結構多くの方が経験した、あるいは周りで見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
生命保険の失敗談その②
学ぶということの大切さを感じていただければと思います。
勉強することの大切さから生命保険に関する考え方が180°変わった
私は大学を卒業してすぐに、親からの勧めで生命保険に加入しました。内容は積立型で一定の年齢に達した際に数十万のお金が戻る終身保険で、年間に約24万円の支払いをしておりました。
当時社会人になったばかりの私には金融知識もなく、また仕事も忙しいこともあってその金額が妥当なのか保険内容はどのようなのかはきちんと理解しておりませんでした。
仕事も落ち着き、将来に向けて自分のお金の管理を見直そうと書籍やYouTube等で調べると、「日本は公的保険が優秀、なのに民間保険にお金を払い過ぎ」という話を聞き、高額療養費制度や傷病手当金などの制度もあることが分かりました。
そこから、病気や怪我で入院することとなった時のお金は貯金で備えようと思い、年間24万の生命保険料をそのまま年利3〜5%の投資に充てて将来へお金を蓄えておくことが賢明なのではと考えました。
保険の解約でいくらか解約返戻金が返って来ますし、毎年生命保険控除もあったのですが、それでも加入してから解約までで数十万円の損失となります。現在ではまだ解約はできていないのですが年内中に保険を解約し、月5000円程度の掛け捨て保険に変更しようと考えています。
今振り返れば、なぜお金のことについてもっと調べなかったのかと後悔しています。家や車同様、保険も安い買い物ではなく、将来のライフプランに沿って入念に考えなければなりません。
今後はこのような後悔をしないように慎重に調べ勉強し続けなければならないと教訓になりました。
問題点と見直しのポイント
親からの勧めが必ずしも悪いわけではないですが、やはり支払う本人がきちんと内容を把握して加入することは大事ですね。
ここで、注意するのが「終身保険」
親の世代と今の金利の違いを知っておく必要があります。
終身保険で保障に備えながら、老後の資産形成もできると昔から損のない生命保険として勧めらえれるケースも多かったですが、ここ10年は生命保険セールスもあまり勧めてこないくらい低金利の商品です。
また、上記にあるように公的制度の存在も忘れてはいけません。
昨今では、保険不要論の動画やブログ記事も多いです。
しかしながら、単純に生命保険は不要と考えるのも危険。
ここでのポイントは「勉強する」ということ。
日常に関わりの深いお金に関することを常に学ぶ習慣をつけましょう。
生命保険の失敗談その③
自分が支払ってるお金に関心を持つこと
私は、大学を卒業し社会人になるタイミングで、母親から病気やけがに関する生命保険を進められました。
私の意見は聞かず勝手に保険会社と打ち合わせを進め、内容を決定し私に捺印書類がいきなり押し付けられてきました。母親はお金にうるさく、世の中の税制度や社会保険制度などめちゃめちゃ詳しく勉強してます。
しかし家族が賛同できるお金の使い方をしていません。変なところにすごくお金をかけるのです。全く信用できない母と保険会社からの提案に、不信感しかありませんでしたが、捺印して契約しました。
2年後の25歳になった時、20代も折り返しという事で保険を見直そうと思いました。若いうちに保険は考えておいたほうが良いと思ったからです。
友人に保険を取り扱っている子がいたので、母親から提示され契約している生命保険について調べてもらいました。
結果、内容は今は保険料が安くてもだんだん値上がりしていくようになっている。2つの保険を契約しているが内容がかなり重複しているという事でした。また、よく覚えていませんが他にも色々と「それは困るな」と思う内容でした。
結局その保険は解約し、別の保険に入りました。
いくら家族とはいえ、保険に入るのは自分で、お金を払うのも自分です。必ず自分自身で内容を確認して保険は契約しないといけないと、心に誓った経験です。
問題点と見直しのポイント
母親から強く勧められると、若いうちに反論するのは難しいですよね。
反論できるほどの生命保険に関する知識もないので仕方ないことです。
それでも、すぐに解約することもできず2年間無駄に払ってきたことは、最後の言葉に集約されているんじゃないでしょうか。
ここでのポイントとしては2点。
見直したタイミングで、友人の提案がほんとに正しい生命保険なのか?
成績のために現在の生命保険契約を否定してるだけじゃないのか?
上記の体験談では、更新型の生命保険だったので意向とは全く異なる商品だから、見直しは間違いなかったのですが、見直した先の生命保険内容がいいかどうかも検討する必要があります。
もう一つは少しかぶる部分ありますが、「よく覚えていませんが」の言葉。
毎年、生命保険契約の確認資料が郵送されるかと思います。
常に今の自分に合ってるかどうかを考えながら、相談したり問い合わせたりして確認作業をしてみてください。
失敗から学ぶ生命保険の正しい考え方
今回の記事では、3つの失敗談を事例として挙げてみました。
共通して言えることは、分からないまま、言われるがまま、不審に思いながらも生命保険に加入してしまっていること。
どのような関係性からの勧めでも、お金を払うのは自分です。
加入するときもそうですが、見直しするときの大事な注意点を下記に記します
- 単純に特約の多さや保険料の安さに誘導されないこと
- 何がどのくらい、いつまで必要か
- 公的制度と連動して考える
- 今の生命保険を解約することでのデメリットも把握する
- 既往症があると条件がつく可能性がある
- 見直すことでいい話ばかりに目を向けない
- ガンの免責期間に注意
もちろん生命保険は100人いれば100通りの入り方がありますので、これだけではないですが、重要なのは、自分自身で判断できる知識をつけること。
とは言え、急に知識をつけることは難しいです。
情報はネット上にたくさんありますが、素人がその情報を整理し理解するのはとても大変な作業になります。
そこで、僕たちのようなアドバイザーが必要になってきます。
ただ、信用できるアドバイザーが必ずしも身近にいるとも限りません。
僕の記事やYouTube動画を見て判断してみてください。
きっとお役に立てると思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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