今回の記事では、いろんな投資方法を知ることで将来の資産形成の幅を広げてもらおうという意図があります。
もちろん、つみたてNISAやiDeCoを活用した資産運用はとても大事ですし、20代の方であればそれだけでも十分な投資効果を望めるかもしれません。
しかしながら、投資や資産運用の世界に絶対がないのと同じように、今後の経済情勢や社会環境も必ず変化していきます。
そのような変化に対応できるよう様々な投資や資産運用方法を知っておくことは、マイナスにはならないと考えています。
いろんな投資方法とそのメリット・デメリットを熟知した上で、また、自身のリスク許容度とよく相談しながら取り組んでみてください。
けしてリスク高い金融商品で短期的に大きく増やそうということを勧めているわけではないことをご理解ください。
投資初心者は知っておきたいリスクの種類
資産形成って聞くとじっくり育てていくイメージを持ちやすいと思いますが、投資って聞くとまだまだ元手が大きく減ってしまうリスクが怖いってイメージする方も多いのではないでしょうか。
では、ここで言うリスクとは?
まずはそもそもリスクにはどのような種類があるのかを把握しておきましょう。
- 価格変動リスク
- カントリーリスク
- 為替変動リスク
- 流動性リスク
- 金利変動リスク
主にはこの5つを理解していればいいのではないでしょうかね
価格変動リスク
運用商品は、経済動向などで日々価格が変動します。価格が上がったり下がったりすることでお受取り金額が投資元本を下回ることがあります。
おそらく初心者の方は一番目にしやすい、この価格変動をもっともリスクと認識しているでしょう。
カントリーリスク
投資対象の国や地域において、政治・経済情勢の変化等により株式市場に混乱が生じたりすると、運用商品に関わる部分で新たな規制が設けられたりと思わぬ変動が生じる可能性があります。
特に新興国などは不安定な要素があったり、日本では考えられないような規制や政治動向によるリスクが潜んでいます。
為替変動リスク
外貨建ての金融商品だったり海外の企業を対象とした投資商品の場合は、円とドル・円とユーロなどの為替相場の影響によって価格が変動するため、投資元本を下回る可能性があります。
特に近年では、円安の影響を良くも悪くも受けた人は多いと思います。
流動性リスク
市場規模や取引量の少なさ等によって、売りたくても売れなかったり、売れてもお受取り金額が投資元本を下回ることがあります。
すぐに現金化したい時に現金として手元に持ってくる容易さも流動性が高い低いの基準となります。
普通預金は言わずもがな、つみたてNISAも流動生は高く、iDeCoは低い、となります。
金利変動リスク
世界の金利は日々変動しています。金利が上昇(低下)すると、債券価格は低下(上昇)するため、お受取り金額が投資元本を下回ることがあります。
日本の銀行金利はもちろんみなさんご存知ですよね?笑
いろんな投資方法
上記のリスクの種類を理解した上で自分に合った投資方法、自分の目標を達成するために必要な投資方法を選択できると、より効果的な資産形成を実現できるのではないでしょうか。
不動産投資
ここで言う不動産投資は実物不動産を所有して家賃収入を得る投資をさします。
皆さんの大好きな「不労所得」ですね。いわゆる大家さんになるってことです。
通常不動産購入にあたり金融機関から融資を受けるケースが多いかと思います。
単純に「返済ー家賃収入=〇〇」がプラスになればいい、分かりやすい投資になります。
金利変動リスクが一番大きく影響を受けるかもしれませんね。
以前、不動産投資についてもわかりやすくまとめてありますのでこちら参照ください。
小口化不動産投資
あえて別で紹介しますが、これも実物不動産を所有する不動産投資になります。
通常の不動産投資と違う点は、管理組合をつくってそこが管理し、口数に分散して販売するパターンです。
だいたい一口100万円で最低5口〜での販売が多いですね。
この不動産投資の特徴は相続対策に有効と言う面です。
所有している口数に対し減価償却による按分があり、20%以下に抑えることが可能になります。
仮に1000万円の現金をもっていたら相続時の評価額はそのまま1000万円。
これを小口化不動産に預けることで200万円の評価額になります。
海外不動産投資
海外も国内と同じように不動産取引は可能です。
日本では新築で持ち家を建てることにステータスあるかと思いますが、米国などでは中古不動産市場の方が活発に動く傾向があります。
金利変動リスクだけでなくカントリーリスクも関わってくるため物件選びもそうですが、仲介に入る投資会社選びも重要になるかもしれませんね。
実物不動産の場合、一括購入が基本となり実物を見るにも旅費がかかるため、また、減価償却で利益を圧縮できるのである程度資金に余裕のある経営者などに好まれます。
海外不動産投資でも、購入しやすいよう債券化して口数で販売する商品もありますので色々とご相談いただけると最適な提案も可能です。
暗号資産(仮想通貨)
代表的な暗号資産には、ビットコインやイーサリアムなどがあります。
暗号資産は、銀行等の第三者を介することなく、やり取りすることが可能な仕組みとして、高い注目を集めました。
数年前の急激な高騰などニュースで目にした方も多いと思います。
暗号資産は、国家やその中央銀行によって発行された、法定通貨ではありません。また、裏付け資産を持っていないことなどから、利用者の需給関係(インサイダー取引)などのさまざまな要因によって、暗号資産の価格が大きく変動する傾向にある点には注意が必要です。
また、暗号資産に関する詐欺などの事例も数多く報告されていますので、注意が必要です。
勉強のための投資としてゼロになってもいいくらいの予算であればやってみてもいいと思います。
アンティークコイン投資
あまり馴染みがないかもしれませんが、コイン投資も密かに人気を博しています。
男性は特にコレクション好きは多いと思いますので、趣味の一環としても面白いかもしれないですね。
古い通貨などは新しい通貨が発行されることがないため価格は安定する傾向にあります。
ここに特徴は上記で挙げたリスクとは別の「紛失リスク」があるので注意ですね。
ということは数が減るしかないので価格も上がりやすいと言う考え方になります。
ネーミングからちょっとおしゃれっぽくていいですよね笑
高級品の投資
いわゆる金融商品の投資とは分野は相違しますが、ロレックスや高級ブランド・高級車など、趣味と実益を兼ねた投資も面白いと思います。
上がるか下がるかは運次第かもしれませんが、欲しいと思う人がいる限り大きく下がることはないかもしれません。
投資としての面白みがあるとすれば短期的に大きく増える可能性があり、現金化も比較的しやすい点でしょうか。
エンジェル投資
起業して間もない企業に資金を出資することです。
通常、企業のスタートアップにはある程度の資金が必要で、その資金調達方法はさまざまです。
中には自身で賄える人もいるかもしれませんが、そのほとんどが銀行や国や自治体が運営する公的な機関からの借り入れもしくは助成金です。また、ベンチャーキャピタルから資金調達する企業もあります。
スタートアップ企業の成長に投資するイメージですね。
その企業が成長して「上場」ともなれば大きく投資した資産が増える可能性を秘めています。
もちろん成長する企業を見極めなければならないのと、成長するには5年〜10年かかる場合も少なくありません。
時間に余裕があれば応援すると言う意味で面白さはあります。
自己投資
最後に綺麗にまとめるなぁって思った方は正解笑
投資に対して大きなリターンが見込めるのが自己投資。
どのような投資をするかで結果も変わってきますが、正しい投資と行動が伴えば100万円が1000万にも1億にもなります。
こんなに効率のいい投資は他にはありません!
特に20代、30代でも40代でも遅いと言うことはないですが、20代の方にはここに時間も予算も割いて欲しいと思います。
副業ブームも一時期よりは落ち着いてきたかと思いますが、今後の社会情勢や経済環境を考えると会社員のまま安心を得ることは難しいと考えてます。
まずは継続できる好きなことから始めてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
さまざまな投資方法を紹介しましたが、投資と言う意味ではもっと方法はあるかもしれないです。
リスクをしっかりと把握して失敗しても自身の生活に影響ない範囲で始めることが重要です。
大きなリターンを期待して苦労せず資産を増やせるならみんなやってます。それこそ仕事なんかしないですよね。
できる範囲で経験してみて、やりながら勉強してチャレンジしていくと期待する効果もきっと得られると思いますので、今回の記事をせひ参考にしてください。
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