こんにちは、お金の専門FPいしいしゅういちです。
今回のテーマは20代の仕事についてのひとつの転機の話です。
僕自身、大卒で就職して25歳の時に転職と結婚出産を経験しました。
あまり計画的な行動ではなく、苦労した部分もありますが、ひとつの経験としては今にも活かされる気がします。
普段、保険や資産形成について話をしているので若い社会人や若い家族の方と話す機会も多いです。
そこで現在の職場の愚痴だったり収入面での不安だったり聞くと、僕なりに何かできることはないかと思案する毎日です。
今回の記事がそういった方達にとって道標になればとても嬉しいです。
20代の家庭環境と経済状況
社会人として働き始めたものの、なかなか給与が上がらなかったり、仕事に対してやりがいを持ってないということで悩んでいる20代の方も多いと思います。
20代の平均年収は、317万円でさらに家賃や奨学金など負債を負っていて、手取りがもっと少なくなっているのが現状だと思います。
今の会社でどうするかを悩んだ際に、多くの人は転職を考えるかと思います。
今の時代は転職サービスが多く台頭しており、転職がしやすい時代になっているかと思います。
転職以外にも副業で稼ぐという方法もとることができます。
それでは、20代で転職するのか副業するのかどちらがいいのかと疑問がでてくると思います。
ネットやSNSで情報見れば会社員が独立してフリーランスとして活躍している姿も目にすることありますが、全員がそうなれるとも限りません。
転職するにしてもこのようなコロナ禍の中、自分が求めるような条件の会社があるかどうかもわかりません。ただ、現状のままだと何も変わらないのも事実です。
既婚か子供ありかによって環境は大きく違う。
そもそも20代と一括りにしても、それぞれが抱えている環境は違うものです。
例えば、一人暮らしをせずに実家に暮らしている人もいれば、すでに一人暮らしをしていて、結婚して子供がいるという20代も少なくないと思います。
少し前のデータですが(2016年)、日本には1200万人の20代がおりその中で20%ほどの人が結婚しているとのことです。
ただ20代前半よりも20代後半の方が結婚している数は圧倒的に多くなっていました。
また、子供を産む年齢ですがこちらも年々遅くなってきており30代に突入しています。
この辺りは地域性も出てくるかと思いますが、とても大事な要素ですね。結婚して子供もいて転職するとなるとかなりの勇気が要りますし、奥さんの理解も必要になってきます。
地方だと持ち家も考える時期。
全世代の持ち家率を見ても60%前後で、20代で家を持つなんて夢のまた夢かと思ってしまうかもしれません。
ただ、地方に行くと持ち家率は上がるのです。
現に、持ち家率No.1だった秋田県は全国の持ち家率と比べても10%もその数値が高いのです。
このことから考えるに、20代というのは持ち家を考えるという時期だと言っても過言ではないのです。
僕の住んでいる地域は地方になりますので、「持ち家」=「勝ち組」みたいな風潮があります。
全世代で60%前後の持ち家率とはいえ、周りの環境的には100%くらいのイメージを持ってるのかもしれません。
今の仕事環境について転職や副業考える上で独身か既婚かは、選択の重さに圧倒的に違いが出るので、なかなか行動に移せない人も多いです。
ましてや住宅ローンを組んでしまったら、転職すること自体考えるハードルが上がってしまいますよね。
20代は仕事において何に悩んでいるのか
では次に、仕事そのものの話をしていきたいと思います。
そもそも20代は仕事においてどのような悩みを抱えているのでしょうか。
就職活動の情報を扱っている学情によると、「給与アップをしたい」や「休日や福利厚生をよりよくしたい」という意見が多く上がりました。
つまり、今の仕事の給料や労働時間や職場環境がよくないといった悩みを多く抱えていると言えます。
給与アップするにはどうすればいいのか?福利厚生制度の充実している会社で働くためにはどうすればいいのか?業種によっては土日仕事の場合もあるので、子供ができると土日休みにしたい、奥さんの方からもそうして欲しいという願望は出てくるかもしれません。
転職の一般的な方法
ようやく本題ですが、仕事をどうしようかと悩んだ際に多くの人は転職を考えるかと思います。
今の時代では転職が非常にしやすくなっています。
それは転職のサービスが非常に充実しているからです。
CMでよく転職のものをよく見かけますよね。
最近は転職活動においても、エージェントサービスというものが用いられます。
エージェントが自分に合いそうな仕事を常に選択し、オススメしてくれるので登録しておくだけでも、転職に関する情報を手に入れることができると思います。
では実際にどのようにして転職を進めているのでしょうか。
まず転職って仕事を辞めて活動するのか、それとも仕事を続けながらしているのか気になると思いますが、仕事を続けながら転職活動をしている方がほとんどのようです。
収入を継続的に得ることができ、経済的にも精神的にも安心を持てるので働きながら転職をしている方が多いと思われます。
転職には、同業種に転職するのと全く別の業界に転職する2つの方法があると思われます。
同業種等に進むのであれば必要ないですが、全く別の業界に進むのであれば、就活の際と同じように自己分析や業界分析も必要になると思います。
次に履歴書や職務経歴諸の作成が必要となります。
書類の出来具合で選考通過できるかは異なりますので、非常に重要となります。
次に求人に応募してください。
就活の際と同じですが、興味を持った企業はとことん調べましょう。
面接練習もしっかりして、内定をいただければ退職に関する手続きを始めましょう。
転職に失敗しないために
転職に関する情報は今はネット上でたくさん出ていますので、情報収集することも大切です。
なぜ転職するのか?転職することでどうなりたいのか?
こういった要素を明確にしておけば、転職することでの後悔や失敗の可能性は限りなくゼロに近づけるのではないでしょうか。
どのような結果にしてもまずは家族ときちんと話し合って、家族の理解を得ることが重要です。
独身の方であれば、現状に不満があってただ単にそこから逃げ出すのか、キャリアアップのために転職を選ぶのかでも変わってきます。
また、働きやすい職場環境を求めて転職を目指すにも、キャリアアップを図って転職を目指すも、エージェント選びも重要かもしれませんね。
副業の種類
次に副業についてみてきます。
その代わりに自宅にいながらでも、働ける副業がどんどん出てきています。
例えば、副業サイトに登録して家でWebライティングをしたり、ブログやYouTubeで稼ぐという人も多いかと思います。
ただこれらの副業の場合、すぐにお金が多く入るようになるかと言われれば、答えは「NO」です。
副業の種類にもよりますが、多くの時間がどうしても必要となります。
では、どのような副業なら自分自身のスキルを活かしながらできるのでしょうか。
例えば、上記に挙げた「YouTube」
YouTubeで稼ぐというとほとんどの人が再生数を稼いで広告収入を得るというイメージを持ってるかと思います。
そういう意味では今更やっても稼げないと思うでしょうが、現在活躍している(稼いでいる)YouTuberは自社商品を売る目的でやってるビジネスYouTuberがほとんどです。
では、そのYouTube動画の制作を1人でやってると思いますか?
そこに付随する業務として、
・動画編集
・サムネデザイン制作
・漫画動画制作
・ナレーション
・企画運営
など、いろんな業務が折り混ざっています。
もちろん全部を1人でやることも可能ですが、かなり大変です。
そうなると、
・動画編集スキルで仕事をもらう
・Photoshopでデザインする
・漫画を書く
・WEBが得意なら集客する
・企画を作る
それぞれのフェーズで個人のスキルがあれば、ネット上で仕事をもらうことが可能です。
昼間に本業をしながら夜や休みの空いた時間、もしくは専業主婦なら昼間の子供のいない時間、こういった時間を有効活用して、副業収入を得ることが可能です。
書籍を読むのもいいですし、オンラインサロンなどで学ぶこともお勧めしています。
とは言え、スキルを取得するまでは簡単な道のりではないですが、お金が入る仕組みを一度でも構築することができれば、安泰と言えるようになりますので、副業ができる時間を確保できるようにするのが一番重要だと言えます。
まとめ
ここまでの記事はいかがでしたでしょうか?
転職するか副業するかで考えるとリスクの高いのは転職になります。
実際転職して新しい職場環境に行ってみないと現実は分からないですからね。
ある程度自信が持てるスキルだったり、ノウハウを持っている人であれば、転職にしても副業にしても成功する可能性は高くなります。
しかし、多くの人はそんなスキルを持ち合わせていません。
僕の考える今20代が転職したいと考えることきの大切なこと。
- 学びへの自己投資
- 常に最新の情報に触れて行動してみる
- リスクの高い選択はしない
- 周りの人に相談してみる
- IT知識を身につける
上記のことが身につけられるようであれば、どちらを選択しても失敗は少ないと思います。
ただ、リスクは取りたくない(大きな会社に勤めてる人ほどこの思考は強いと思います)
僕が出す結論:あくまでも個人的見解です。
今の職場環境が副業できるような時間が取れないようであれば、その時間を確保できる職場に転職する。
このような感じの思考でいいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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